【駿河の魂】静岡県の野球強豪校5選

スポーツが盛んな静岡県は、様々なスポーツに力を入れている。サッカーが特に有名だが、高校野球でも強豪校が多い。

ここでは、静岡県内の古豪、静岡県立浜松商業高校注目校や、攻撃野球の常葉学園菊川高等学校など注目していきたい5校を紹介する。

静岡県を代表する古豪　静岡県立浜松商業高校

2016年で創部80周年を迎える浜商野球部は、1978年が第50回選抜高等学校野球大会で優勝するなど輝かしい成績を沢山収めており、20年前までは甲子園常連校だった。

近年は西部地区の有望選手の流出が相次いでおり好成績を残せていない。かつては浜商を選抜優勝へ導き復帰も期待されている名将・磯辺修三元監督だが、御年76才と難しいため新しい名将の誕生に期待。

白龍健児　静岡県立静岡商業高等学校

「静商（せいしょう）」や「SC」と呼ばれている静岡県立静岡商業高等学校。同市の静岡県立静岡高等学校とはライバルであり、戦前から続く定期戦は「静岡の早慶戦」と言われている。

戦前から甲子園に出場している古豪で、プロ野球選手も多く輩出。創部は昭和3年と静岡高校と比べ後発だが、甲子園では優勝1回、準優勝2回、ベスト8が3回と好成績を挙げている。夏の選手権で初戦敗退が一度も無い。

「芸術品」とまで謳われたバント戦法と機動力野球に注目だ。

岳南健児　静岡県立静岡高等学校

静岡県立静岡高等学校は文武両道を掲げた公立高校で、「静高（しずこう）」と呼ばれている。1896年に創部の野球部は、1926年第12回全国高等学校野球選手権大会（夏の甲子園）で初優勝を飾った。

静岡県における全国大会最多出場校であり、全国高等学校野球選手権大会出場24回、優勝1回、準優勝2回、選抜高等学校野球大会（春の甲子園）出場15回、明治神宮野球大会出場2回。また2015年（平成27年）春は選抜ベスト8入りなど、その華々しい戦歴は現在も続いている。

攻撃的イケイケ野球　常葉学園菊川高等学校

学校法人常葉学園が設置する学校の一つであり、系列校として常葉学園中学校・高等学校と常葉学園橘中学校・高等学校がある。同校の野球部は全国トップレベルを誇る強豪校として名高く、第79回選抜高等学校野球大会では優勝という輝かしい功績を残している。

同校からは田中健二朗がプロ野球ドラフト会議で横浜ベイスターズより1位指名を受け入団決定。門奈以来、2人目のプロ野球選手を誕生させている。最高に”イケイケ”な野球をするチームと称され、全国の高校野球ファンを魅了している。

常葉勢の強豪校　常葉学園橘高等学校

近年は中高合わせて6年間の指導成果が現れ始め、野球部は2年連続で甲子園への切符を手にした。

2009年全国高校野球選手権大会では全国大会初となる白星を挙げ、2010年には地区大会決勝の舞台で兄弟校である常葉菊川高校との対決が現実のものに。結果は5-3で、常葉菊川高校から勝利を掴んだ。

また、2010年の甲子園で16強で敗れた橘高等学校の選手は「来年も必ず甲子園に来る！」という悔しさや決意の想いから、甲子園の土を誰一人持ち帰らなかった。そんな彼らの強い思いは現在も継承されている。

まとめ

スポーツ県である静岡は、野球も強豪校がそろっている。古豪から新参校、長い練習の結果が出てきた高校など群雄割拠の時代に突入してきた。静岡高校野球から目が離せない。